第一世代四天王プラットフォーム装置群

第一世代四天王プラットフォーム装置群

中村の初代共通兵装制御システム。
従来の艦船向け制御装置を圧倒する三大新技術の搭載を目指して開発

仕様

採用実績

艦名搭載装置
RB4
Quon3FCS-L3
SuperbirdFCS-L3
SAI2FCS-Z2
Superbird2FCS-L3
RB5FCS-L3
Quon4FCS-L3
RB6FCS-Z2 Baseline2
RB6F2FCS-Z2 Baseline3
AINAWCS-J1-CA
Superbird3WCS-S3
RB7CS-J11
SAI3CS-J11
AINA2CS-J11
RB8CS-J11
CamelliaCS-J11
AINA3CS-J11

仕様比較

装置備考
FCS-L3
FCS-Z2
FCS-Z2 Baseline2
FCS-Z2 Baseline3
WCS-J1-CA
WCS-S3
CS-J11

概要

この装置群は、あらゆる艦船系作品に利用できる兵装制御システムです。 兵装制御システムとは、従来は戦艦や駆逐艦などのあらゆる艦種において艦ごとに個別に構築してきた兵装制御装置と回路を、動作安定性向上の目的で共通化するために開発したものです。 このため、兵装制御システムは多くの兵装を制御でき、なおかつ小型です。

第一世代装置群は開発以来数多くの改良を重ね、次第に高性能化、及び多機能化して行きながら自社製の様々な艦艇に搭載されました。 その後、無線通信に対応するため根本から再設計された有馬世代をはじめとする第二世代の登場をきっかけに、第一線を退きました。

開発経緯

本システムの開発は、以下の三大新技術の構想を受けて発足したものでした。
当時、艦船の制御システムに求められた機能はいくつかの兵装を選択して発射できることでした。 しかし、ネコ三世のエクスカリバーシステム等に影響を受け、 さらなる高機能化を目指すようになりました。 まずは操作性の改善を目標に据え、開発を進めました。

第一に、兵装選択の操作を、砲塔を一つずつ選択するのではなく、方角を選択する事によって行うシステムを開発しました。 装置の水中化に用いたRSトーチとピストンを用いる接続を応用したセンサーにより、砲塔の向きを常に検知することでこれが可能になりました。
第二に、上記砲塔センサーと後述する電源装置を組み合わせ、更にTNTキャノン動作中の兵装切り替え操作を可能にする安全装置を組み合わせ、 方向を選択するだけで発射できる1-STEP操作を実現しました。
第三に、対空戦闘を自動化するため、直上のブロックを検知するセンサーを開発し、 VLSと組み合わせました。

以上を三大ハイテク技術と位置づけ、これらを複数の艦種で共有できるよう最小限の回路サイズに収めた装置として第一世代四天王プラットフォームを開発しました。

三大新技術

砲塔センサー

従来は主砲射撃時に使用する砲塔を一つ一つ選択する必要がありましたが、本装置により、砲塔の向きを検知することで目標の方位を四択から選択するだけで済みます。 また、回路上に装置を直列につなげられることから、砲塔を多数搭載する艦の場合に回路の取り回しを改善できます。

WCS-J1-CAの型から装置の幅が7ブロックまで小型化され、船底形状の自由度が向上しました。

電源装置

電源装置は総じてTNTキャノンを駆動するための信号の長さやタイミングを調整する装置で、 ボタンのバグによる暴発の防止、装薬追加量等の射撃パラメーターの設定変更、そして連射を可能とするために開発したものです。
特に連射機能は砲塔センサーと組み合わせ、電源装置起動中に方向選択するだけで射撃できる「1-STEP操作」を実現します。

直上イージス

艦橋上に搭載するレーダーにより、艦に搭載する対空砲を自動で射撃します。

自動反撃(後に追加)

艦内複数個所に設置したセンサーを用いて爆発によるダメージを検知し、検知した場所に応じて兵装を自動で選択し、射撃します。
有馬世代以降のものと異なり、センサー回路が切れた事を検知して作動するため再使用できません。

構成する装置について

主制御装置FCS

艦のTNTキャノンを制御する装置群の最も重要な装置です。艦橋からの入力を受け、情報を処理し、各兵装へと命令を出す役割を担います。
FCSは電源装置、選択制御部、CICから成ります。電源装置は発射の信号をすべての兵装制御装置に出し、選択回路はどの兵装を射撃するのかを選択します。選択回路ON時に発射信号が開通することで兵装を射撃しますが、 ゲートの機能は砲塔制御装置に内蔵されています。

対艦兵装は、砲塔(数は無制限)および固定兵装(前左右、後ろ左右の四つまで)を接続できます。

砲塔制御装置

砲塔制御装置は、砲塔指向センサー及び兵装選択機構を内蔵した装置です。砲塔の真下に設置し、砲塔に端子を接続して使用します。 また、砲塔制御装置は直列に繋いで使用できるため、砲塔センサーの機能と相まって砲塔数を無制限に増やすことができます。
後期型では暴発防止回路が砲塔制御装置側に移されています。

仕様の変遷

FCS-L3

砲塔センサーをRSトーチピストン方式に変更し、安定性が向上。また、端子に羊毛で色分け。

FCS-Z2

戦艦への搭載を前提に前後2個ずつの固定兵装に対応し、同時に上部ピストン端子の配置を合理化。

FCS-Z2 Baseline2

電源装置を新型化し、最大装薬レベルを9へ増強。CICからの水流装甲の操作が可能に。

FCS-Z2 Baseline3

電源装置を新型化し、装置底面の突起が解消。射撃クロック数二段階調節機能を実装。電源装置の始動時と射撃信号発出時に音ブロックを出力。 これ以来、外装に型式を表示するように。

WCS-J1-CA

自動反撃装置搭載により前後に2ブロックずつ拡大。電源周りの3個のレバーと射撃クロック数に艦橋からの入力の有無を示すランプを追加。電源装置を新型化し、装薬クロック始動時の動作を改善。付属品の砲塔センサーが小型化。

WCS-S3

WCS-J1から自動反撃装置を取り除き小型化したもの。

CS-J11

回路合理化により前後に2ブロックずつ小型化し、自動反撃装置搭載前のサイズまで小型化。装置側面に射撃信号入力端子を追加。ANDゲート部をトーチ式に。TCS-Z4で電源回路内部遅延が2ティックに減少。

解説動画

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